2014年3月20日木曜日

韓国がウクライナ情勢で慎重な対応を迫られる理由とは?:「新冷戦」の泥沼にはまる可能性

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●サーチナニュースより


聯合ニュース 2014年 03月 20日(木)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2014/03/19/0900000000AJP20140319002100882.HTML

ロシアのクリミア編入 「認めない」=韓国が声明 

【ソウル聯合ニュース】
 ロシアによるウクライナ南部のクリミア半島の編入について、韓国外交部は19日、「認めない」との報道官声明を発表した。


●韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)

 声明は
 「ウクライナの主権、領土保全と独立は必ず尊重されなければならない」
と強調した。

 外交部は4日、同問題について、 
 「最近の動きを深く懸念している。当事者らが平和的な解決策を模索することを促す」
との報道官論評を出していた。



聯合ニュース 2014年 03月 20日(木)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2014/03/19/0900000000AJP20140319002600882.HTML

韓国 クリミア編入「認めない」=対ロ制裁には慎重姿勢 

【ソウル聯合ニュース】
 ロシアによるウクライナ南部のクリミア半島の編入について、韓国外交部は19日、「認めない」との報道官声明を発表した。

 声明は「ウクライナの主権、領土保全と独立は必ず尊重されなければならない」と強調した。

 外交部は4日、同問題について、
 「最近の動きを深く懸念している。当事者らが平和的な解決策を模索することを促す」
との報道官論評を出していた。

 韓国政府の立場は欧米など国際社会と歩調を合わせている。
 ただ、国際法違反などを指摘した他国に比べては厳しくないとされる。
 同盟国の米国の姿勢や国連安全保障理事会の非常任理事国としての責任などを踏まえ、国際社会と足並みをそろえるとともに、ロシアとの関係などに配慮したためとみられる。
 ユーラシア大陸の物流・エネルギー協力を促進する政策「ユーラシア・イニシアチブ」や非政治的分野から協力を重ねる地域の新たな枠組み「北東アジア協力構想」など、朴槿恵(パク・クネ)政権の国政課題を推進するためにはロシアの協力が欠かせない。

 韓国政府は対ロシア制裁についても検討している。
 制裁に乗り出すのはまだ早いとの見方が多いが、編入の手続きが終わると制裁への同調を求める国際社会の声が高まる可能性がある。
 韓国政府関係者は同問題をめぐる追加措置について、「状況を見守らなければならない」と慎重な姿勢を示した。



レコードチャイナ 配信日時:2014年3月20日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=85194&type=0

韓国がウクライナ情勢で慎重な対応を迫られる理由とは?=「新冷戦」の泥沼にはまる可能性―中国メディア


●18日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は、中国が北朝鮮崩壊後に、ロシアがクリミア半島に行った方式を採用するのではないかと懸念を抱いているという。環球網が伝えた。資料写真。

 2014年3月18日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府は
中国が北朝鮮崩壊後に、ロシアがクリミア半島に行った方式を採用する
のではないかと懸念を抱いているという。
 環球網が伝えた。

 ウクライナ情勢により、米ロの対立が深まる中、韓国政府はこの状況が北朝鮮問題にマイナスの影響を与えるのではないかと懸念している。
 韓国は米ロと緊密な協力関係を保つ必要がある。
 もしウクライナ問題の処理を誤れば、韓国は「新冷戦」の泥沼にはまることになる。

 現在のウクライナ情勢は、北朝鮮の核問題解決を一層困難なものとする。
 宋旻淳(ソン・ミンスン)氏は18日の国会で
 「もしウクライナが核兵器を放棄していなければ、ロシアはウクライナに対して今回のような行動には出なかったかもしれない。
 この教訓は北朝鮮が組み取るだろう」
とした。

 ウクライナはかつて世界3位の核保有国だったが、1994年の「ブダペスト覚書」の調印によって、核放棄と引き換えに米国、ロシアなどの大国から武力や軍事力で威嚇しないという安全保障を取り付けた。

 もともとこの「ウクライナモデル」は、北朝鮮に核放棄を迫る参考として活用可能だったが、現在のウクライナ情勢からは、北朝鮮に「やはり核を保有していた方が安全だ」との間違ったサインを与えることになる。

 また、ある韓国外交専門家は
 「北朝鮮がウクライナのような突発的事態を引き起こした場合、中国はロシアの前例にならい、自国民の保護を口実に介入する可能性がある
と指摘している。

 米国など西側諸国がロシアへの経済制裁を発動したことで、韓国、北朝鮮、ロシアの3カ国による経済協力を含む韓ロ関係にも赤信号が灯り始めている。
 韓国政府が西側諸国と歩調を合わせ過ぎれば、韓ロ関係に影響が及ぶことは避けられない。

 そのため、韓国政府はウクライナ情勢において、慎重な姿勢を見せている。
 韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は18日の記者会見で、
 「韓国はロシアへの制裁を計画していない」
とする一方、クリミア共和国の独立については「認めない」としている。



サーチナニュース 2014-03-20 08:00
http://news.searchina.net/id/1527382

ロシアのように中国が北朝鮮に介入するのでは・・・韓国で懸念の声=中国報道

 プーチン大統領がクリミアのロシア編入の方針を明確にし、ロシアと米国の対立が鮮明になったことについて、韓国では
 「朝鮮半島情勢にとってはマイナスとなる可能性がある」
と警戒の声があがっている。
 環球時報(電子版)が報じた。

  韓国がウクライナ情勢を懸念する背景には、
 「朝鮮半島情勢をめぐる一連の問題について、韓国は米ロ両国との密接な協力が必要となる」
という“事情”があるためだ。
 米国とロシアがウクライナ情勢で対立するなか、対応を誤れば韓国も「新冷戦」の泥沼に引きずり込まれる可能性も否定できない。
  韓国の宋旻淳(ソン・ミンスン)前外相は18日、国会でセヌリ党議員を対象に講義を行った際、
 「ウクライナが旧ソ連から独立した際に核兵器を放棄しなかったと仮定した場合、ロシアはウクライナに対し今回のような扱いはしなかっただろう」
と主張、核兵器を保有していなかったがためにウクライナはロシアにクリミナ半島を奪われたとの見解を示し、北朝鮮がウクライナ情勢を教訓とする可能性に懸念を示した。

  核兵器をソ連より受け継いでいたウクライナは1994年、ロシアや欧米からの安全保障と引き換えに、有していた核兵器を放棄することで合意した。
 本来であればウクライナは北朝鮮にとって核放棄に向けたロールモデルとなるものだが、現在のウクライナ情勢は北朝鮮に対して「核兵器を保有していたほうが安全」とのシグナルを送る可能性もある。
  また、韓国の外交専門家は
 「仮に北朝鮮でウクライナのような突発的事件が発生した場合、中国がロシアのように“自国民の保護”を口実に介入する可能性がある」
とし、憂慮を示した。






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