2014年2月5日水曜日

統一戦略について米中両国と対話を始めよ:統一すれば韓国は貧しい国になる

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●5日、韓国外交部が公開した「2013年外交部国民世論調査主要結果」によると、韓国国民の約半数が南北統一のために外交的に最優先で協力すべき国家として中国を挙げた。写真は38度線の韓国軍兵士。


朝鮮日報 記事入力 : 2014/02/05 10:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/05/2014020501172.html

【社説】統一戦略について米中両国と対話を始めよ

 韓半島(朝鮮半島)統一をめぐる中国の考え方については、すでに数年前から変化の兆しが感知されていた。
 ところが最近は過去には想像もできなかったような声が中国国内からごく普通に聞こえてくるようになった。

 中国社会科学院は昨年末『2014年アジア太平洋地区発展報告書』を発行し、その中で今後5年から10年の間に韓半島で起こり得る
★.「南北統一」
★.「現状維持」
★.「(局地的)軍事衝突」
という三つのシナリオに言及した。

 報告書は中でも「統一問題」について「今後の南北関係における核心になるだろう」と予測し、その上で「中国がいかなる状況でも北朝鮮を放棄しないという読み違いはすべきでない」と強調。
 中国がこのような考えを表明したことにわれわれは注目すべきだろう。
 中国で韓国の内閣に相当するのは国務院だが、中国社会科学院はこの国務院直属の組織であり、中国では最大のシンクタンクだ。
 報告書の全体的な流れは「北朝鮮の崩壊」よりもあくまで「南北の和解と協力」に重点が置かれているが、中国の国立シンクタンクの報告書に「北朝鮮を放棄することもあり得る」という内容が記載されること自体が、これまでなら考えもつかなかった驚くべき変化だ。

 中国共産党による北朝鮮についての考え方は、今なお「北朝鮮は戦略的資産」だが、政府や軍、学界、あるいは共産党の一部にも「北朝鮮は中国を常に困惑させる『重荷のような存在』」と考えるグループが形成されているようだ。
 中国政府の高官も最近は韓国政府関係者との非公式の対話の中で、「南北統一」に大きな関心を示すようになったという。

 米国のケリー国務長官は今月1日、ドイツで行われた国際安全保障会議で
★.「(2月中に)中国を訪問し、南北統一をはじめとする北朝鮮問題について話し合いたい」
★.「韓国や日本とは統一を含む北朝鮮問題についてすでに話し合いを行っている」
と発言した。
 米国の外交政策の責任者の口からこのような発言が出ることも異例だ。
 米国はこれまでも中国などと水面下で「北朝鮮有事」について話し合ってきたが、そのことについては徹底して口を閉ざしてきた。

 もちろん現時点では北朝鮮の意図とその内部の実態については相変わらず不透明であり、今後の情勢もやはり予断を許さない。
 しかし分断から69年、統一をめぐる韓半島周辺情勢がここまで変わったのはおそらく初めてのことだろう。
 このチャンスを逃さないためには、韓国、米国、中国が韓半島統一を含むさまざまな問題で対話の枠組みをつくり上げておくことが重要だ。
 この戦略対話の枠組みには北朝鮮が参加することも念頭に置かねばならない。

 これまで米国と中国は韓半島問題について「韓国の頭越し」に話し合いを行ってきた。
 米国議会調査局は今年の初めに発行した報告書の中で
 「朝鮮労働党の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康が悪化した2009年、米中両国は北朝鮮有事の可能性について話し合いを行っていた
と明らかにしている。
 韓半島統一について公に議論する場で、韓国がその中心的な立場に立てるかどうかは、統一の方向性はもちろん統一の実現可能性をも決定付ける大きな鍵になるかもしれない。

 幸いにも今や韓国抜きで韓半島問題を議論する状況は考えにくくなっており、中国社会科学院の報告書はこのような現実を反映したものとも解釈することができる。
 われわれは、韓国がすでに統一の道に踏み込んでいるかもしれないことを念頭に置き、あらためて気を引き締めるべき時を迎えている。


 ドイツの例をとるまでもないが、
 南北統一は民族の悲願ではあるが、それによって間違いなく
 「韓国は貧しい国
になる。
 そして、北朝鮮民衆は「B級市民」と蔑まれる
 この結果として旧南北の民衆の衝突が起こり、市民動乱が内戦に発達するかもしれない。
 おそらく、この市民戦争を経て、はじめて南北は統一することができる。
 ドイツは民族同士で戦ったことはない。
 それでも統一に大きな犠牲をはらった。
 血の気の多い民族である韓国朝鮮民族は武器をとって殺しあった歴史をもつ。
 よって、血を流さないかぎり、真の統一は来ない、とみるのが妥当だろう。
 安易な希望は、悲劇を大きくする。


レコードチャイナ 配信日時:2014年2月6日 22時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=82966&type=0

韓国世論調査、南北統一に向け優先すべき外交相手国、中国がトップ―韓国

 2014年2月5日、韓国外交部が公開した「2013年外交部国民世論調査主要結果」によると、韓国国民の約半数が南北統一のために外交的に最優先で協力すべき国家として中国を挙げた。
 環球時報(電子版)が6日付で伝えた。

 調査によると、「南北統一の基盤を作るために重要な外交上の協力国」との問いに、
★.48.8%が「中国」と回答した。
★.「米国」は30.3%だった。

 北朝鮮問題については、74.6%が「北朝鮮の軍事的脅威が深刻だ」と答えた。
 北朝鮮の改革・開放に対する展望を問う質問に肯定的な評価をしたのは22.5%にとどまった。

 周辺国との関係を問う質問では、回答者の
 71.8%が米国を最も重要な外交上のパートナーと答え、
 2005年の調査開始以来、最も高い割合になった。

 同調査は、外交部が民間調査会社コリアリサーチに依頼し、全国の成人男女1000人を対象に、昨年12月20日~24日まで電話で調査したもの。



朝鮮日報 記事入力 : 2014/02/26 10:13
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/02/26/2014022601200.html

朴大統領就任1年:「大統領直属の統一準備委を設置」
「統一に向けた国民レベルでの議論を取りまとめる」

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は25日、就任1年を機に発表した「経済革新3カ年計画に関する談話」で「大統領直属の『統一準備委員会』を立ち上げ、体系的かつ建設的な統一の方向性を模索していきたい」と述べた。

 朴大統領は今年1月に行われた新年記者会見の際「統一は大当たり」と発言した。
 統一に向けた条件整備を目的とする大統領直属機関の設置は
 「統一に向けた準備は自分(朴大統領)が直接行うという意向の表れ」と
する解釈が可能だ。
 朴大統領は
 「ここ(統一準備委員会)で韓半島(朝鮮半島)の統一に向けて準備し、南北間の対話と民間交流の幅を広げていきたい」
とも述べた。

 朴大統領はさらに
 「外交・安全保障や経済・社会・文化といったさまざまな分野における民間の専門家や市民団体など、各界各層が参加できるようにすることで、統一に向けた国民レベルでの議論を取りまとめたい。
 また同時に統一韓半島の具体的な青写真もつくり上げていきたい」
とした上で
 「それによって南北間、世代間の統合を実現し、新たな時代の大統合を成し遂げられるだろう」
とも語った。

 朴大統領は
 「われわれよりも先に統一を成し遂げたドイツも、(統一の)かなり前から少しずつ準備に取り組み、統一時代を切り開くことに成功した」
「韓半島における真の平和と大韓民国の大飛躍を実現するため、新たな韓半島時代を切り開くのが統一だ。
 その統一に向けた準備に取り組むことが必要だ」と
強調した。




【「反日という媚薬」に蝕まれる韓国】




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